金融エキスパート, Clem Chambersによる市場分析 – Business reflections of a hairy barbarian

ユーロとソブリン債務危機、それから米国の二重債務不履行、この三つの問題だが、全体像の一部としては、まったく関係性が見えて来ないとこれまで色々言われてきた。しかし、この三つの絡まりは非常に強いので、全体像の一部として考えられるべきである。この全体像の背後には、欧州、米国、そして発展途上国間の慢性的なトレード不均衡が存在するのだ。

一兆ドルを超える先進国の資金は、貧しい国々を優遇するというトレード不均衡の為に、毎年最終的に発展途上国に流れ着く。もはやその資本の流れは津波のようだ。先進国は飲み込まれ、まさに崩壊寸前の状態である。

西欧諸国の政府は、現金供給を活性化する為に、債権を使う新しい方法を発明し利用し続けて来た。持続不可能になるまで、投資で設けた資金を利用しながら、先進国への投資を長期的に続けてきたのだ。

しかし、このサイクルは金融恐慌で終焉を迎えた。クレジットの波が引くと、欧州と米国の予算は、危険な経済的満潮ラインに残されてしまった。先進国の経済は取り残され、つぎの潮の流れに再び乗れるように待つしかなくなったのだ。

だが残念な事に、見渡す限り、次の波は見えて来ない。

コメント

コメントする